「社会・人権」に関するアクセシビリティ関連情報を自動収集して掲載しています。

三枝七都子

(引用)富山型デイサービスの歩みと活動を通して、「わやわやでやわやわ」と語られるケアのありようを、単なる混乱や例外としてではなく、切り分けられない生活に応じて支え方が組み替えられていく動きとして捉えし、こうしたケアが、どのような関係と手立てのもとで引き受けられ、成り立ち続けているのかを描き出す。

寺本実/著

(引用)ベトナムの農村で暮らす障害者は、従来明らかにされていなかった。本書はフィールド調査に基づき、障害を持つ彼らの「生活」にはどのような主体がその機能と役割を担っているのかを考える。また傷病兵・枯葉剤被災者という戦争を原因とする人々も含め、彼らの「声」を活写する。

田中耕一郎/著

(引用)重度知的障害者をはじめ、マジョリティ社会によって他者化された人々が排除されてきた「リベラリズムの正義論」を超克するケアの倫理を熟考し、批判的障害学が提起したエイブリズム概念に基づく代表性の問い直しによって拓かれる「障害の政治」の再構築を探る。

堀川諭

(引用)「投票できる/できない」とは何を意味するのだろうか…… 知的障害者の親たちが抱いている気持ち(とてもデリケートな気持ちも含めて)を可能な限り社会で共有し、知的障害者が投票に参加するとはどういうことなのか、どういう意味を持つのかを社会のみんなで改めて考えること。それは、障害の有無に関係なく、みんなにとっての社会参加、政治参加を考える契機にもなりうること。 はじめに 第1章 東京都品川区の取り組みーー…

『ハンセン病問題と人権Q&A』編集委員会/編

(引用)ハンセン病患者の強制隔離を規定した「らい予防法」が1996年に廃止されてから30年。ハンセン病回復者や家族の人権回復はどこまで進んだのか、課題は何か。ハンセン病の基礎知識をふまえ、強制隔離政策で患者の人権が侵害された歴史を振り返り、「らい予防法」廃止後のハンセン病国家賠償請求訴訟やハンセン病家族訴訟、「ハンセン病問題に関する検証会議」の報告書、「ハンセン病問題基本法」の制定、菊池事件の再審の動き、…

北澤毅/編著 鶴田真紀/編著

(引用)発達障害とは自閉症やADHDなどを含む概念であり、低年齢児からその特性が現れる脳機能の障害として捉えられている。だが、当事者個人ばかりに目を向けると「できなさ」や「問題行動」がクローズアップされ、心理的・医学的な支援だけがおこなわれることになる。 それに対して本書は、「発達障害は人々のやりとりのなかで作り出される」という視座から、社会や制度が「発達障害」をどう取り扱っているのか、そして当事者に寄り…

rakuyuku

ジャパンナレッジがWCAG 2.2 AA準拠に向けてアクセシビリティを強化した事例から、民間企業の改善取り組みが障害のある利用者への利便性向上にとどまらず、企業イメージ・認知度向上につながる価値投資であることを論じている。

AI — me

記事 海外
HTML5 Accessibility

LLMの使用と限界に関する個人的な立場を述べた短編。ソフトウェア開発におけるLLMの活用と非活用の線引き、および大手テック企業によるLLM統合とファシズムの関係性について論じ、セマンティクスの重要性を強調する。

note

SNS上での炎上議論をめぐるアクセシビリティ問題を分析した記事。代替テキストのないスクリーンショット投稿が視覚障害者を情報から排除し、専門家のインクルーシブ教育論と実際の発信行動の乖離を指摘。

note

高次脳機能障害による記憶障害などの困りごとを例に、共生社会を『精神論』から『設計論』へシフト。障害の社会モデルと12の具体的対策を提案し、環境設計による共生実現を論じる。

note

聾友人との交流と映画字幕のセッション参加を通じて、手話や字幕がろう者や聴覚障害者のための『支援』ではなく、すべての人にとって便利で心地いいコミュニケーション手段であり、『感じる』『考える』『語り合う』体験を設計することの価値を実感。

note

見えないバリア(制度・情報・コミュニケーション・心理的)の根源は知らないことにあり、これを解くには相手を知ろうとする姿勢が必要だと論じる。社会における支え支えられる関係は流動的であり、誰もが何らかの困難を経験する可能性を踏まえた社会設計の視点。

note

バリアフリー情報サイト『ふらっと。』を運営するAyumi代表の起業ストーリー。車椅子利用者である従兄弟との旅行で感じた『諦め』から始まり、事業の失敗を経て『障害のある人にも企業にも寄り過ぎない中立の立場』を学んだ経験。

note

1964年東京オリンピックのピクトグラムと日本発祥の点字ブロックから、『相手の立場で考える』というバリアフリーデザインの本質を探る。視覚や言葉の壁を越えた『道しるべ』の意義を対話で考察。

note

『車を減らせば人にやさしい街になる』という単純な論を批判。ドイツの社会実験から、高齢者・障害者のアクセス権を守りながら公共空間を再配分する、アクセス中心の都市設計方法論を提示。

note

亡き祖父が遺したノートから高齢化社会と住み良い街づくりへの想いを発見。その想いが父・母を経由して、福祉教育と障害平等研修に携わる著者へと引き継がれていく家族史と世代間のバトン。

ポルケ

精神障害のある人の就労における合理的配慮について、団体による意識調査(181件)に基づく報告と提言。職場での開示や相談の困難さ、必要な配慮のあり方を報告する。

note

車椅子ユーザーが子どもと改札を利用する際の見えにくい身体負担を、動作ごとに可視化。『できている』ことと『無理なく行える』ことの違いを指摘し、運賃支払い制度の改善を提案。

note

AIグラスやAIアシスタントが視覚・記憶・翻訳などの能力を外付けできるようになれば、個人の能力差による生活上の不利益は小さくなるか。ベーシックインカムとの組み合わせで社会はどう変わるか論じる。

note

実家のバリアフリー化で親と衝突する理由を分析し、親の生活感と尊厳を傷つけない改修の進め方を解説する。安全性を名目とした押し付けが自尊心を奪う構造と、親の思いに寄り添う改修のアプローチ。

note

アメリカの映画アクセシビリティの発展を、公民権運動の歴史とAD(音声描写)制作の実践がいかに絡み合ってきたかを論じたレポート。法制度と実際のアクセス実現のギャップ、映画館からストリーミングプラットフォームへの変化も扱う。

田中,智子 周,英煥

(引用)つながりのある地域で暮らし、老いることは、誰にも保障される権利である。 限界を超えた家族ケア、故郷を離れたグループホーム、 ショートステイを転々とする暮らし、そして、突然のグループホーム閉所……誰もが地域で暮らし続けられる社会へ──社会資源のあり方を問い直す 地域に暮らし続けるために、つながりを駆使し、新たな社会資源をつくる人たちもいる希望! 当事者家族や福祉・自治体職員・研究者・マスコミなど多様…

10:00〜11:30 Peatix

アートミーツケア学会の設立20周年を機に、「アートとケアが出会うとはどういうことか」を改めて問い直す研究会。学会の理念と存在意義を言語化し、10月の大会へつながる対話の場である。情報保障あり。

174iamsam

医療型短期入所施設『はっぴぃかぼちゃん』の利用者が支援技術を活用して描いた作品展。熊本市現代美術館で8月30日から9月30日まで開催。『意志がひらく無限のキャンパス』をテーマに、支援技術がもたらす表現の可能性を展示。

ePARA

バリアフリー・格闘ゲームイベント『ハチエフ26』の参加者インタビュー後編。一般プレイヤーから障害のある人まで多様な参加者が、イベントを通じて感じたバリアフリーeスポーツの可能性を語る。

note

職場が『聞こえることを前提』に設計されていることが、聴覚障害のある人の働きづらさの本質だと分析。合理的配慮だけでなく、職場文化と情報共有の在り方を転換することの重要性をキャリア理論の視点から説く。

rakuyuku

『まぜこぜ一座』による舞台『月夜のからくりハウス』の観劇ルポ。多様なパフォーマーの表現と、手話・字幕・音声ガイドなどのバリアフリー対応の両立から、共生社会の在り方を提示する。

inABLE org

アフリカの障害者青年が OPD(障害者自身による組織)・草の根キャンペーン・アドボカシープラットフォームを通じて声を上げ、変化をもたらす取り組みを紹介。アドボカシー活動の開始と支援の方法も提示する。

note

自家用車禁止政策がもたらした都市計画の失敗を、高齢者・障害者・移動制約のある人のアクセスを奪った構造から分析する。効率化と滞在の快楽は別だと実証データで論じる都市論。

こここ

重度四肢麻痺の人を中心に、多様な特性を持つ人が働く就労継続支援施設。『誰かの困りごとはみんなの困りごと』という理念のもと、個別対応・定期ミーティング・運営委員制度で、働きやすい環境を作り続けている。

Sheri Byrne-Haber

著者は車椅子ユーザーで関節炎がある。立位設計のカウンターでは手作業の負担が大きく、みじん切り野菜を利用する。この選択を環境破壊と批判する人に対し、障害者が環境配慮製品の対象外にされるeco-ableismの問題を論じている。

キコニワ

ろう者のデフファミリーとして育ち、マンガを日本語の教科書とした著者のライフストーリー。ゲーム開発やライター活動を経て、現在きこえにくい子ども家族向けの情報交換の場を運営する。

こここ

知的障害のある人もない人も共に働き、共に生きる場所をつくることを目指した「わっぱの会」の創設者・斎藤縣三さんの人生と事業を描いたインタビュー。1970年代の隔離・収容型施設の現状に疑問を持ち、共同生活体から無添加パン事業へと展開する過程を追う。

Spotlite

パラリンピック銀メダリスト福永凌太選手が視覚障害児施設を訪問し、運動指導やパラリンピックメダルの共有を通じた交流を実施。視覚障害のある子どもたちのスポーツ参加機会を広げる取り組み。

こここ

小学生を対象にした社会モデル学習授業ツール「ふつうのじかん」の無料配布開始。「ふつう」を問い直すことで見えない障壁に気づき、学校生活をアップデートしていくプログラム。全4コマ構成で教員が自由に活用できるオープンソース。

こここ

東京都美術館100周年記念レクチャーシリーズ。こどもの体験、公共、ろう者の表現、ケアコミュニティ、ふれる鑑賞など6テーマで、多様な人々が参加できる美術館の実践と可能性を探る。全日程で手話通訳・字幕あり。

坂本いづみ 茨木尚子 竹端寛 二木泉 市川ヴィヴェカ 笠原千絵

(引用)「これはおかしい」と思いながら、何も言えず「しかたがない」と自分に言い聞かせてしまう。福祉・医療・教育・介護ーー支援に関わるすべての人が、一度はそんな経験をしている。問題は、その「もやもや」や「違和感」が、忙しさや組織の空気のなかで、いつの間にか押し殺されてしまうこと。反抑圧的実践(AOP)とは、その押し殺された感覚を出発点に、支援の現場に潜む抑圧の構造を問い直す実践的な視座である。『脱「いい子」…

門下祐子

(引用)性は誰もが追求しうる権利である。だが、これまで知的障害者はリスクの対象として扱われ、権利の主体となることを妨げられてきた。社会における言説、教育と職業支援の現場の声、そして障害者自身の思いを辿りながら、「守る」だけを超えた教育や支援のあり方を提示する。「性」をめぐる議論を更新する画期的研究。 はじめに 序 章 これまでの言説からみる知的障害者の「性」 1.旧優生保護法と知的障害者 2.そもそも「性…

アーダ・ダダーモ 越前貴美子

(引用)重い障がいをもつ娘ダリヤを育ててきたアーダは、四十九歳で乳がんを告げられる。限られた時間の中で彼女は娘に語りかける。介護の日々に刻まれた葛藤と喜び、溢れる愛。生と死の境界で紡がれる想いを描いた自伝的作品。イタリア文学最高峰ストレーガ賞受賞作

中川薫

(引用)医療的ケアの必要な子どもの母親は、どんなことに苦労しどんなことに悩みながら仕事を続けてきたのか…… 自身の33年間に及ぶ経験をもとに、「医療的ケアの担い手問題」「障害児の母親規範」といった根本的問題を問いながら、医療的ケアの必要な子どもと家族のこれからと、母親の就労問題を考える、当事者・家族、専門職、研究者必読の書

渡邉琢

(引用)「こんな状態なら死にたい」「迷惑をかける人は死んだほうがいい」--難病等を理由に自ら死を望むことと、障害者や高齢者に他者が死を迫ることがともに「安楽死」という言葉で語られる。その背景には、何があるのか。死を望む人の根底にあるものをたどり、どんな状況にあろうと、誰もが肯定されながら生きるための言葉を探す。

伊藤昌亮

(引用)SNSで駆り立てられた「正義」。「真の弱者」から向けられた「偽りの弱者」への怒り。多くの人々が「この社会で損をしている」という思いに突き動かされている今、社会の至るところで噴出する「敵意」や「憎悪」から、私たちは何を聞き取るのか。そして、どう向き合うべきなのか。もっともクリティカルな日本社会論!

斎藤,真緒

(引用)「ヤングケアラー支援」とは何をすることなのか? どのような人を対象として、どのような支援をすることなのか? 支援のゴール、すなわち、ケアラー支援を通じて、どのような社会ビジョンを描くことができるのか? ヤングケアラー支援法制度化後、私たちは何を問われ、どのように支援を前に進めていくべきなのか? 子ども・若者ケアラーの声を届けようプロジェクト(YCARP)が当事者主体で取り組む事業、調査・研究から、…

鈴木良/著

(引用)日本でも知的障害者らの脱施設化・地域移行が進みゆくなか、筋ジストロフィー病棟で長期入院してきた重度身体障害当事者の自立生活移行、自立生活センターによる退院支援の先進的な実践について、詳細な生活史・インタビューから明らかにした大著。

細田満和子/著

(引用)医療・福祉・教育の現場での対話を手がかりに、「共に生きる」とは何かを社会学の視点から考える入門書。現実の社会的事象を読み解くための概念や方法を紹介し、多様な他者と生きる社会を構想するヒントを提示する。

清水貞夫

(引用)特別支援教育の理念・思想や構想を流れる底流を探り、 現実化する構想の不完全さを指摘し、今後に期待する。 教育用語/概念としての学習障害の考察から特別支援教育を問う! 特別支援教育はいまだ形成途上の教育制度、その課題を明らかにする。 第1章 「通級による指導」の制度化にいたる動向と議論 ──特別支援教育の底流としての「通級による指導」 第2章 「通級指導協力者会議」での傘概念としての「学習障害」 第…

Co-CoLife調査部

全国の障害者51名への調査。防災訓練参加度・避難所認知度・利用可能性を分析。避難所認知度は82.4%に上るが、実際に避難できると考える人は9.8%に留まり、バリアフリー未整備・支援人手不足・特性に合わない環境が避難の障壁となっている実態を報告。

ジュディス・バトラー 竹村和子

(引用)既存の権力に支えられ、差別を再生産する言葉。一方で、社会を触発し、変化をこじ開ける力をもつのもまた言葉である。なぜ言葉は人を傷つけることができるのか。言葉と行為の関係に迫り、言語の政治性を縦横無尽に論じる本書は、緻密な理論が政治参加になりうる可能性をも示す。バトラー初の文庫化。(解説=河野真太郎) ラウトレッジ・クラシックス版への序文 謝 辞 序 章 言葉で人を傷つけること 第一章 中傷発言、燃え…

大塚,良一

(引用)何の公的支援も無い中で高い志を持って福祉・教育活動を行ったものの、社会事業史において「忘れ去られている」4名の人物を取り上げ、その思想・実践を分析。その4名とは、埼玉県初の育児院の創設者・小島乗眞、育成会の創設者の一人でそこで保護者代表として活躍した加藤千加子、高田訓曚学校を創設した大森隆碩、中越盲唖学校を創設した宮川文平である。それぞれの実践・思想、地域住民や資産家との関わり等について一次史料を…

ジョー・ヒーリー 河原理子

(引用)事件・事故、災害、虐待、戦争……。当事者の傷を深めないように聴き、かつ報道の役割を果たす。この本の目的は、それができるという確信をあなたに与えること。取材を受けた人たちの洞察、優れた記者の経験、専門家の知恵を得て編まれた実践的テキストの日本版。特別寄稿=大野太輔(NHK)、林香里(ジャーナリズム研究)。 謝 辞 この本について 第一章 はじめに とんでもない目にあったごくふつうの人たちと、 その話…

垂髪あかり 坂本彩

(引用)「できる/できない」という目に見える⼆分的な評価や能⼒で⼈の価値を判断しがちな社会にあって、個性の広がりや感情の豊かさという「内⾯」に⽬をむける〈ヨコへの発達〉とはいったい何なのか。 障害や病気と共に⾃分らしく⽣きる⼈たちと、彼らと共にある⼈たちが紡ぐ「生活」や「人生」の物語が問いかける。 Part1 坂本彩のまなざす〈ヨコへの発達〉 Story 1 ひとり暮らしがしたいんや Story 2 合っ…

貧困研究会/編

(引用)さまざまな分野で「貧困」に関する調査・研究活動を行う日本唯一の学会である貧困研究会が総力を結集した二冊の成果。本書『ハンドブック』は、70項目のキーワード、概念をわかりやすく解説した、貧困の研究と解決の実践に資する手引き書である。

人を目撃した人

エッセイ
高秉權/著 影本剛/訳

(引用)わたしたちが暮らす地はどこですか? 障害者、移民、貧者、病人、非人間動物……。人間の資格を否認され、差別されてきたすべての者たちを「人」として目撃し、人びとの声を小さくする世間の騒音を突きやぶるために現場で闘い続ける哲学者の切実な叫びと障害者との連帯の記録。 日本語版序文 プロローグ その日の踊りを記憶し 第一部 二度目の人 ツァラトゥストラの最初の連れ人 二番目の人、ホン・ウンジョン デヴィッド…

丹野智文 恩蔵絢子

(引用)私の母への介護は正しかったのか――。気鋭の脳科学者が、アルツハイマー型認知症を発症してから8年で亡くなった母との日々を、日本一「認知症らしくない」と言われる当事者と本音で語り合う。進行するもしないも環境次第!? 新しい認知症観に気づき、実践するための書。

平田恭子

(引用)視覚に障がいのある女性たちは、どのように親になる過程を生きているのか 育児能力を疑われるなどの差別の経験、肉眼で「見る」こととは違った「みる」の内実、実母・ヘルパー・ママ友・夫との協働など、様々な側面から複合的に描き出す、親になっていく日々。

小国喜弘

(引用)障害者権利条約の批准により、日本の学校教育はインクルーシブ教育を促進していくこととなった。本書は、多様な学びの場にかんする論点を整理しながら、社会モデル・人権モデルに基づき通常学校・通常教室でのインクルーシブ教育を展開するために、教員志望者が予め知っておくべき知識を整理。障害・貧困・民族・性など多様なマイノリティを包摂する社会を目指すための、新しい教育のあり方を学ぶ。

岩渕功一

(引用)多様性は大事だ。一方で、多様性を推奨する言説や態度にどこか違和感を覚えてしまう人も多い。多様性はむずかしく、面倒くさい? 多様性はきれいごとで逆差別? いま私たちに必要なのは、様々な違和感を起点にしながら、しかしその違和感に開き直ってしまうことなく、現実を直視して問い続けること。そのためのレッスン。 はじめに 多様性について考えることがなぜ重要なのか 多様性奨励への違和感を問いほぐす 第1章 多様…

兵藤裕己

(引用)異界からのざわめきのような琵琶の響きと語りの声が、この世界に亀裂を入れ、人としてあることの根源的な哀感に私たちを向きあわせる。長年フィールド調査を重ねた著者が、平安時代に遡るその起源から二〇世紀末の消滅にいたるまでにいたるまで、あの世とこの世の媒介者であった琵琶法師たちの実像を探る。(解説=伊藤比呂美) 序 章 二人の琵琶法師 「耳なし芳一の話」 芳一話の系譜 耳と異界 モノ語りの担い手 最後の琵…

松浦一樹

(引用)就労支援は誰のために、何のためにあるのか! 悪徳福祉事業者の横行、福祉に理解のないビジネスで小遣い稼ぎをしようとする企業、質の低い管理者・職員の対応に止まらない離職率・・・。 就労継続支援A型事業所を運営する松田は利用者を守るため、今日も問題解決に奔走する! 福祉業界のド真ん中をド真剣に突き進む、元少年課刑事のノンフィクションマンガ第2弾!! ●パート1 福祉作業所への疑問? 新たな共生社会実現を…

ナオミ・クライン 幾島幸子

(引用)序 章 ノーブランドの私 第一部 ダブル・ライフ〈演技〉 第1章 オキュパイ運動での出来事 私じゃない 第2章 コロナ登場により脅威が増幅 ソフトウェアの仕業 『ルツ記 』のナオミ 第3章 ナオミ・ブランドの危機 反ブランド・ブランディングの問題 デジタル分身 パルプにされたノンフィクション 特異なパーソナリティ障害 第4章 森のなかで自分と出会う 小文字の名前、大きなアイディア 第二部 鏡の世界…

違和感のゆくえ

エッセイ
認定NPO法人クリエイティブサポートレッツ/著 垣花つや子/編集 椋本湧也/編集

(引用)〈あなたが働くなかで覚えた違和感を教えてくださいーー〉 違和感をなかったことにせず、立ちどまって目を凝らしたとき、一体何が見えてくるだろう?障害のある人を核とした文化創造発信拠点「たけし文化センター」で働く18名が綴る、違和感のゆくえ。 ・わたしの違和感珍道中(高木蕗子) ・楽に生きてたまるか(塚本千花) ・未解答に拠って立つ(尾張美途) ・即興演奏のような場から(夏目はるな) ・彼らのルーティン…

北村小夜

(引用)特別支援学級の担任を長く勤め、分離教育の横行する学校で「共に学ぶ」を追求してきた教師の名著(11 刷)の増補新装版。学級の記録であり、学校の記録であり、そして社会の記録でもあります。差別される側にとって、学校や社会がどのようなものであるのか、子どもたちとの学習や対話を通じて浮かび上がらせます。国連から「インクルーシブ教育推進」の勧告を受けても、依然として分離教育がなくならない日本。子どもに障害があ…

みんなの障がい

メディアやSNSで障害者が『克服する存在』として描かれる『感動ポルノ』の問題を解説。社会的期待が主体性を奪い、多様な経験を一面化させるリスクを論じ、障害者本人の声と理解に基づいた関係づくりを提案する。

宮口幸治

(引用)“境界知能”という言葉をご存じでしょうか? IQ70以上85未満の生きづらい人たちで、本当は支援が必要なのに見過ごされてしている人たち――。近年、インターネットを中心に注目が集まっていますが、その正しい理解をしている人は多くありません。 本書は、まさに境界知能の少年たちを取り上げた、シリーズ累計170万部超の『ケーキの切れない非行少年たち』シリーズの著者・宮口幸治氏による、境界知能について最新の知…

グアダルーペ・ネッテル 宇野和美

(引用)わたし(ラウラ)とアリナは親友で、20代のころはお互いに「子どもは産まない」と誓い合った仲だった。その意志をかたくなに貫くラウラとは裏腹に、アリナは結婚し、やがて子ども(イネス)を身ごもる。そんななか、ラウラの暮らすアパートのベランダでは鳩が巣を作り、やがてラウラはアパートの隣に暮らす母子家庭の男の子とだんだん交流を深めていく。やがてイネスが生まれるが、イネスには生まれついて重度の障害があり明日を…

門眞一郎

(引用)自閉スペクトラム(AS)上にあると自認している児童精神科医がつづる著者個人の歴史と、自閉症をめぐる歴史、精神医学の歴史。医師となってから半世紀を超えた今、激動の時代とともに自身が歩んできた道程を振り返る。

パトリック・ガーニェ 高橋知子

(引用)「私には他の子供たちのように感じることができず、罪悪感や共感といった感情が決定的に欠けている」--幼少期からトラブルが絶えなかった著者が、病と向き合う中で見出した希望とは。自身の実体験をもとに、知られざるソシオパスの実像と人間の本質を描き出す

頼小紅/著 鯨岡峻/解説

(引用)従来のASD研究は,「ASDとは何か」を巡るものや「ASDの症状の低減・改善」を目指すものが多かった。本書では,この流れを批判的に捉え,「ASDを共に生きるとはどういうことか」という新たな問いに挑む。約3年にわたるエピソード記述をもとに,一人のASD児の〈生きる様〉を共事者として描き出す。

ビーエヌエヌ(2020年)

(引用)みんなで考えたい 変わり続ける世界と表現のこと 近年、当事者や支援者、また研究者などの長年の働きかけによって、人間の多様な在り方、社会に根づく差別や偏見、不均衡な社会構造がより明らかになり、「ポリティカル・コレクトネス」、「DEI」、「多様性」といった言葉や、そのような視点を反映した表現に触れる機会も増えました。これらは公正で平等な社会を目指す重要な取り組みであると同時に、自分自身をも顧みなければ…

鈴木,文治,1948-

(引用)国家にとって不必要な存在として、救済から見すてられた人びとーー「棄民」。 わが国において、「本当に困っている人びと」との共生は未だ果たされていない。 国が責任を逃れ、「自己責任」「自業自得」という大義名分のもとに切りすてている人びとがたくさんいる。 障害児教育を専門とする教師であり、また、「インクルーシブ・チャーチ」桜本教会の牧師でもある著者は、「棄民」の代表例として「障害者」「非行少年」「ホーム…

青木,志帆,弁護士 谷田,朋美

(引用)難病の弁護士・青木志帆と、診断が確定しない新聞記者・谷田朋美。慢性疾患によるさまざまな病苦(頭痛・吐き気・めまい・倦怠感…etc)を抱えながら、なんとか「健常者」に擬態して生きてきた。そんな二人が出会い、交互に言葉を紡いでいくことで「慢性疾患の日常」が描かれていく。 「健康体」が当たり前に称揚される社会への居心地の悪さ。学校生活、就職、結婚、家族、あらゆる場で「人並み」になれないしんどさ。強さと弱…

小山内美智子

(引用)脳性麻痺から障害のある身体で生まれきた著者。彼女が自立するためには、社会との戦いがあった。持ち前の愛嬌とユーモア、そして沢山の出会いが、彼女の人生を進めていく。トッコラトッコラと体を揺らしながら歩いてきた一人の女性の記録。人が働き幸せに生きることのあたりまえを教えてくれる。 推薦文・高橋恵子 はじめに・最後の仕事 1章 働く両親を見てトッコラ旅が始まる 1 父はアイディアマン 2 施設の友人たち …

鈴木良/著

(引用)パーソナルアシスタンスは、障害者が介助者を自ら雇用し、自立生活を送る「当事者主導性」を可能にする制度である。本書は、この用語が生まれた制度の先進国・スウェーデンにおける歴史と現在を詳細に探り、日本の障害者福祉のあり方を展望する。

Deque Systems社が発表した記事「デジタルアクセシビリティと排除のコスト」の要約。アクセシビリティを軽視することで企業が被る経済的な損失を、市場シェア・運用コスト・訴訟リスク・企業価値という4つの観点から解説する。

Semantic Scholar

アイルランドの高等教育機関における知的障害者のインクルーシブ実践導入について、親と支援者の視点から研究した論文。教育機会、準備プロセス、教育設計に関する知見を抽出し、協働と肯定的な態度がインクルーシブ高等教育の実現に必要なことを示唆。

村上良雄

(引用)魂がふるえる、夢ある運動がここにある。奈良の地で芽吹いた「誰もが自分らしく生きられる家」づくりをめざす運動は、関わる人たちそれぞれが思い描く夢を重ね合わせて次々に実現してきた。その「わたぼうし」スピリットはアートと音楽の風に乗り、奈良から全国へ、そして今や日本から世界へと広がっている。絆を結び続けてきた「たんぽぽの家」、その50年の軌跡を綴る一冊。

横道誠/編著 青山誠/編著 村中直人/著 すぷりんと/著 柏淳/著 内藤えん/著 繁延あづさ/著 ほか

(引用)当事者・支援者・研究者が一体となって,「発達障害理解」に革命を起こす! 本書は,ニューロマイノリティとして生きている子どもたち,いわゆる「発達障害児」の体験世界を,「内側から理解する」という視点から多様な著者らが多角的に描き出す。専門知と経験知を編み合わせ,新たな知の地平を拓く,実験的な一冊。 はじめにーーニューロマイノリティとは何か 横道 誠 第1部 支援者の常識を変えることから 第1章「成熟し…

ラニ・フロリアン/編著 倉石一郎/監訳 佐藤貴宣/監訳 渋谷亮/監訳 濱元伸彦/監訳 ほか

(引用)国際的に高く評価されている特別支援教育の大著,ついに邦訳! 多様化する教育的ニーズ,教育における権利と平等など理論的な問題から, 授業実践や機関間連携など実践的な課題まで, 日本の教育のあり方を考えるうえで参考になるトピックを厳選し抄訳。 社会文化的背景を踏まえた学際的な視座からインクルーシブ教育を捉え直す。

Co-CoLife調査部

全国の障害者143名に対する実態調査。障害者手帳の取得時期・きっかけ・割引利用状況とデジタル手帳『ミライロID』の認知・利用状況を分析。手帳取得によってアイデンティティが明確になり生きやすくなった事例と、提示時に差別や偏見を受ける問題の両側面を報告している。

Semantic Scholar

欧州巡礼路の文化遺産アクセシビリティを調査し、物理的アクセシビリティに比べ認知・感覚アクセシビリティが未対応であることを指摘。イタリア・トスカーナの温泉遺産を、触覚特性から有望なアクセシブル体験資源として提案する。

アントネッロ・ムーラ/著 大内進/監修 大内紀彦/訳

(引用)1970年代から障害児のための学校を廃止しインクルーシブ教育へと方向転換したイタリア。その歴史的文脈を紀元前からイタールやセガン、そしてモンテッソーリまで概観し、理念と実践の発展・展開を「障害者の権利に関する条約」や教育方法論を踏まえて概説する。

Co-CoLife調査部

全国の障害者59名への調査。月1回以上通院する人が7割を占める中、医師の聞く姿勢の評価は高い(9割)一方、約5割が障害を理由とした差別や医学的無理解を経験。施設のバリアフリー未整備と医療者の障害知識不足が改善課題として指摘されている。

Semantic Scholar

ケニア西部の3年間の参加型ワークショップで、非技術者が設計・修理できるDIY支援技術の可能性と課題を検証。社会的包摂と包括的教育での活用機会、および持続可能性・安全性の課題を明らかにした。

市川,熹,1941- 長嶋,祐二,1953- 岡本,明,1944- 加藤,直人 酒向,慎司 ほか

音声、手話、指点字など複数のコミュニケーション手段を横断的に分析し、その機能メカニズムを明らかにする。障害者のコミュニケーション支援に向けた音響学的知見の集成。

えのき会

(引用)でこぼこした道を何もわからないまま歩いていると、パッと道が開けてくることがあります。…歩きづらい道でも、仲間の母親たちとおしゃべりしながら歩いていくと、目に映る景色が少しずつ変わっていきます。この子にも地域で当たり前の暮らしを、その道を切り開いた障害児の母親たち。

台湾の高校バスケットボールで活躍した兄弟を描いた青春映画。兄は中学時代の不慮の事故で聴覚障害を負うが、ストリートバスケの才能で名門校にスカウトされ、弟とは異なる学校でHBL最大のライバルとして対戦することになる。