シェアされたアックリップです。

他人の足

小説
大江健三郎

脊椎カリエスで長く病院生活を送る「僕」は、閉鎖的な病院に新たに入った大学生が、病院の雰囲気を変えようと活動する姿を冷静に見つめていた。活動は成功し、大学生は手術を経て歩けるようになる。しかし、その姿に「僕」は非人間的なものを感じ、彼を「贋物」と見なす。やがて病院は元の空気へと戻っていく。「死者の奢り・飼育」(新潮文庫)に収録。